我楽多三昧の備忘録

気象観測装置 WS-2080

日本製は適当な物がなく、USA「Ambient Weather」社の「WS-2080 Wireless Home Weather Station」 を購入した。
ネットで注文し、PayPall決済で比較的簡単にしかも低価格で入手できた。
コンパクトな化粧箱にすべての部品がきちんと収まっている。

組み立ても簡単で取説に従って組み立てていけば2時間くらいで完成できる。

測定項目は気温、湿度、気圧、風速、風向、降雨量と素人には十分な項目である。
データは付属のデータ取り込みソフト(EasyWeather)を使用して、屋外設置のセンサーユニットから、机上タイプのコンソールユニットに取り込み(無線伝送)が可能である。
Freeソフトの「Cumulus」を使用すれば、HTMLファイルを自動生成しWEBに転送が可能である。

特徴

(WEB広告から抜粋)


・USB接続でPCに簡単接続
・ベースステーションが取得したすべての気象データ(取得間隔はユーザーで調整可能)を
 PCに取り込み記録できる。
・測定間隔は調整でき(最低5分間)データボイントは4080ポイント可能
・データをPCに取り込むためにFreeソフトが使用できる
・降雨量は1時間、24時間、1週間、1ヶ月間、リセットからのトータル量を選択できる
・Wind ChilおよびDew Pointを表示可能
・Wind Chil(風の効果温度)、Dew Point(露点温度)の最大、最小記録(タイムスタンプ付)
・風速の単位はmph, m/s, km/h, knots, Beaufortが可能
・風向はLCDにコンパス表示可能
・天気予想、傾向の矢印表示
・温度、湿度、Wind Chil、露点温度、降雨量、風速、気圧、暴風に対するアラームが可能
・アイコンによる気圧変化、予測表示
・0.1hPa分解能での気圧測定
・室外、室内の相対湿度
・タイムスタンプ付最高、最低湿度の記録
・低消費電力(送信機の電池寿命は2年以上)

スペック

・4個の室外センサー(温湿度トランスミッター、風速センサー、風向センサー、降雨量センサー)
・屋外温度測定範囲: -40ーF to +149ーF
・屋内温度測定範囲: 32ーF to +122ーF
・湿度測定範囲: 10% to 99% (1分解能 1% )
・風速測定範囲: 0-112 mph
・気圧測定範囲: 8.85inHg - 32.50inHg

組み立て

取説はもちろん英文であるが、組み立て方法をわかり易いイラスト付で説明してあるので、パーツリストとイラストだけでも十分組み立てが可能である。
組み立てる中で気になった点がある。

1.主要外装部品はプラスティック製で塗装などの処理はされていない。
   屋外に設置し、常時太陽光(紫外線)と雨水にさらされることによる劣化はどうか?
  センサー自体の寿命も定かではないが、気になるので、銀ペイントで前面塗装をした。
  気休めだけかもしれないが・・・
    
2.送信ユニット(アーム)をマストに固定するクランプはビス2本で固定されるが
  強風にあおられ緩む恐れがある。これも自己満足だけどダブルナットにした。  
  
3.風速センサーユニットから送信ユニットまでの伝送ケーブル(付属)が異様に長い。
  これは、風速ユニットを離して設置する場合を考慮していると思う。

  端子加工治具がなく、手持ちに適当なケーブルもないので折り曲げて使用した。
  
そのほかは、取説に従い、順番に組み立てていった。2時間弱で完成。
  

設置

設置場所は、一般的には芝生の上1.5mで風通しがよく、直射日光があたらない場所(気温)
風速はビルなどの遮蔽物がなく、地上10mくらいに設置できればいいのであるが、そんな場所はなかなか確保できない。
電気の引き込み用ポールにBSアンテナ用L字金具を利用して取り付けた。
地上から約3m下の地面は半分が駐車場(コンクリート)、半分が花壇である。
   参考: 気温等の測定方法「設置に際しての考慮事項」(気象庁の技術資料)

ソフトウェアーのインストール

付属の「Easy Weather」をインストールしてもよいが、測定データをWEBへUpしたり、APRSサーバーやWeatherUndergroundサーバーにデータを提供するには「Easy Weather」ではできない。
「CUMULUS」というFreeソフト(Donation SoftWare)があるのでこれを使ってWEBへUpすることにする。
このソフトはEasy Weatherよりもグラフ機能、データ加工の機能が優れている

通常の気温に加え、いわゆる体感温度を数値化したApparent Tempereture、Heat Index、Wind Chilなどの表示ができる。
WEBへの自動Upload機能は良い。一度設定しておけば、HTMLを自動生成、更新し自動転送してくれる。
SandaysoftのDownloadページからCumulusSetup.exe (v1.9.4 - November 28, 2014 - 4.54 MB) をダウンロードする。 Cumulus 1.9.4 build 1099

インストールにおいてCUMULSはドライブのルートにインストールすることを推奨しているので、c:\cumula\にインストールした。Windows 7/8の下でProgram Filesフォルダーにインストールした場合、UAC機能のため読み書きが制限され、エラーになる可能性があるためのようである。
CUMULUAを起動し、コンソールユニットとPCを付属のUSBケーブルで接続する。
  

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測定データが取り込まれメイン画面にデータが表示される。
  

グラフ表示はこんな感じ
  

Configration 設定

1.Station Settingの設定
メニューの 「Configration」から「Staion」を選択しする。
  
・重要なポイントは、Station Typeの枠内で「Fine Offset」を選択すること。
  
・「Location」枠内で、観測装置を設置した場所の緯度、経度、海抜高さ、名前を設定する。
 これらの情報はWEBにアップした場合表示される。
・「Units」の枠内のそれぞれの項目で単位を選択する。、
  
・「Serial Port」枠は、設定しなくてよい(USB使用のため)
  
・他の項目は、好みと状況にあわせて。
 
 
2.Internet Settingの設定   
メニューの 「Configration」から「Intenet」を選択しする。
「Internet Setting」Windowの「Site/Option」タブを選択
  
1)気象データを自分のWebにUpする場合
・「WebSite」枠にHostName、Directry、Username、Password、など自分のサイト情報を記入する。
・「WebSetting」枠で、「AutoUpdate」欄と「UTF8」欄にチェックを入れる。
  
2)APRSサーバーにUpする場合
・「APRS/CWOP Setting」枠の「Enabled」欄にチェックを入れる
・「ID]欄にAPRS Server Validation Number(登録時に取得)を記入する
・「Pass」欄は通常はDefault(-1)のまま
・「Server」欄にAPRSサーバー名(cwop.aprs.net)を記入する
・「Port」欄に14580を記入
3)WeatherUndegroundに気象データを送信する場合
・「WeatherUndeground」枠の「Enable]欄にチェックを入れる
・「Statuon ID」欄にWeather Underground登録IDを記載する
・「Password」欄にStation IDのパスワードを記入する
 

UpしたWEB サイトの確認

こんな具合に自動的にUpされ、設定した時間間隔で自動更新される
HTMLのデザインはCumulusの   

グラフ表示


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