我楽多三昧の備忘録

AH4汎用化

トランシーバーをYAESU製に変更したことによりICOM製アンテナチューナーAH-4がそのままでは使えません。
1.9MHzと3.5MHzはロングワイヤーを使用しているためどうしてもAH-4を使う必要があり、少し不便になっても汎用化コントローラを作ることにしました。
FTDX3000でAH-4を使う手順は、FTDX3000を目的の周波数にセットしたのち、
1.モードをAM(またはFM)にする
2.送信出力(キャリヤーレベル)を10W位に絞る(10W 以下ですとAH-4が動作しない可能性があります)
3.MOXを押し、送信状態にする
4.AH-4を同調動作をスタートさせる。
5.SWRメータを監視しながら、LEDが消えたらMOXを押し受信状態に戻します。
という手順で目的の周波数にAH-4を同調させることができます。

上記4.の同調をスタートさせるためにICOM以外のトランシーバーでは手動で行う必要があります。
下の図のようなコントロールBOXを作り、AH-4に接続し、外部電源(FTDX3000からでOK)で12Vを供給します。
上記4.の手順のところで、Start SWを押せばLEDが点灯し同調動作を開始し、同調が取れれば停止しLEDは消えますのでSWをOFFにします。
SWを押すタイミングは、MOXを押して直後(0.5秒位あと)にスタートさせ、 動作しているか否かはSWRメータを監視しておきます。
最終的にSWRの値で成否を判断することになります。

これで、ロングワイヤーに同調させることができます。
AH-4の取説では7m以上のワイヤーアンテナを使用時、3.5MHzから50MHzが同調範囲となっていますが、約33mのエレメントで1.9MHzにも十分同調できました。
コンテストなどで頻繁にバンドを変える場合は不便ですが、通常の運用ではこれで十分だと思います。