我楽多三昧の備忘録

PC時計

PCの時間を正確に合わせる

FT8などのモードを運用する場合、PCの時刻を正確に合わせておくことが必要です。
OSにはネット上の地域基準時刻に定期的に同期をとる仕組みを持っていますが、デフォルトではポーリング頻度が1回/週になっています。 FT8などのモードを運用する場合、この頻度では十分ではないためポーリング回数を上げます。
1週間毎の同期では、2,3秒ずれていることがあります。

先ず、PC内蔵時計の正確さを確認しておきます。次のURLにアクセスすれば基準からの「ズレ」を計測、表示してくれます。
http://www.nict.go.jp/JST/JST5.html
この差が大きいとFT8運用時に応答率が悪くなりますので、出来るだけ小さくします。(少なくとも1秒以下に)

内蔵時計の設定を確認します。
・ステータスバー右下の「日付・時計」をクリック
・カレンダーの下にある「日付と時刻の設定の変更」をクリック
・インターネット時刻」タブをクリック
・上部に”***に自動的に同期をとるように設定・・・”が表示されていることを確認します
・表示されない場合は「設定の変更」ボタンを押して「インターネット時刻サーバーと同期する」にチェックを入れます。
 下のテキストボックスで同期ととるサーバーを選択します。または、サーバーのURLを直接入力します。
 どのサーバーでもいいのですが、回線の混雑状況により精度が悪くなる可能性があるので、欧州等のサーバーは避け、近い場所のサーバーを選択します。下の例は情報通信研究機構のサーバー(ntp.nict.jp)に設定

OKをクリックすれば完了ですが、この状態では同期をとる頻度はデフォルトのままで、1週間に1度のままです。
頻度を変更するにはレジストリーを編集しなければなりません。
編集する項目を間違えないよう注意して行います。(間違えるとPCの動作トラブルになります)

レジストリーエディターを起動します。
Windows8.1・・・スタートボタン ⇒ 検索アイコン ⇒ 検索次項に「regedit」と入力しENTER
Windows7・・・スタートボタン ⇒ 検索窓に「regedit」と入力しENTER

レジストリーエディターで項目を絞っていきます。
HKEY_LOCAL_MACHINE ⇒ SYSTEM ⇒ CurrentControlSet ⇒ service ⇒ W32Time ⇒ TimeProviders ⇒ NtpClient

レジストリーの名前とデータが表示されます。

「SpecialPollInterval」のデータを確認します。デフォルトでは「0x00093a80(604800)になっています。
カッコ内は10進数で秒が表示されています。604800=1週間毎同期をとる設定になっていますので変更します。
「SpecialPollInterval」をダブルクリック ⇒ 編集窓が現れますので、テキストボックス内の値を秒単位で変更します。
その際、10進数の方が簡単なので「表記」の10進数に選択しておきます。
1日1回の同期頻度にするには「86400」を入力しOKをクリック
これで、完了です。


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